「錯体化合物事典」発刊のご案内

錯体化学会ライブラリー委員長の増田秀樹先生から頂きました以下の案内をお知らせいたします。

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錯体化学会会員の皆様へ
　　				　　　ライブラリー委員長　増田秀樹

錯体化学会の永年の夢であった「錯体化合物事典」が9月10日にようやく発刊されました。
本事典は、重要と思われる錯体化合物について、古いものから新しいものにわたって、広い研究分野の錯体を取り上げ、
背景、製造法、性質・機能等の詳細を紹介・解説しています。本書は単に研究内容の紹介としてだけでなく、読者が
この中に隠れている本質や別の機能を見つけ出すヒントや材料にしてもらうことを願って作成されています。
知りたいことを電子版でピンポイントで検索することが多くなっている昨今、昔のように、図書館へ行ってChemical 
Abstractをぱらぱらっとめくっていろんな他の研究を眺めるような、そんな時間的余裕も心の余裕もなくなっている
研究者が多いのではないでしょうか。異なった視点から、違う角度から錯体化合物を眺めることも重要かと思います。
これまで全く気がつかなかったことに気づくかもしれません。面白いこと、重要なこと、本質的なこと、そのような
モノはそういう中に潜んでいるものです。その他にも、いろいろな使い方があると思いますが、本事典は是非、
研究の合間にでものんびりと俯瞰的に眺めてもらえれば、きっと良いアイデアが生まれると思います。
そんな時間を持って下さい。


今、発刊記念として会員限定の特別価格で販売中ですので、個人、研究室、図書館等での購入を是非お考え下さい。
詳細は錯体化学会のホームページに掲載中です。（なお，執筆者および分野担当編集者の方には別途割引制度が
ございますので，直接朝倉書店にお申し込み下さい）

http://www.sakutai.jp/books